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佐野氏エンブレムデザインに関していちクリエイターとして | 山口良介のブログ
一応デザイナー、クリエイターという立場から、今回のオリンピックのエンブレムのパクリ疑惑の一連の件に関して思うところをエントリーしてみた。 このエントリーはロゴをパクったのかどうか?という点よりも、そのプロセスに関してより重きを置いた内容になっています。 なぜなら、普段こういった作業をしている多くのデザイナーがいるからです。 まずは、いま業務として行われている「普通のデザイン作業」では「非常によくある」ことだという点。 つまり佐野氏を含む世のデザイナーは少なからずこういったことをやったことがあるはずだ。 事実私もよくやっている。 例えば、デザインを本格的に着手する前に、他のデザインをサンプルとして見せて、これに近いですか?例えばこんな感じですか?などなどやるのは、ごく普通のプロセスだ。 特に、「はめ込み画像」に関してはよくやっている。 ネットでシチュエーション(いわゆる背景となる画像)を探してそれに対して画像処理ソフトでハメこんでいく。 説明資料として「実際に展開するとこうなりますよ〜。」という説得材料だ。 そしてこれらの資料は、一般の方の目に触れることはなく、制作プロダクション、代理店、クライアントといったごく限られた人の中の目に触れ、その場で「ふむふむ」とか「いやいや」とか「そもそも」とかいった議論をするためのモノとして作られてる。 もちろん、「これはWEBからとったあくまでもサンプル画像です」と、言わなくてもその場にいる人は理解している(はずだ)。 なので、その資料をプレス発表で使おうとかいう輩はいない(はず)。 私もいつもこれはバレるだろうなぁと考えている。 確信犯か!と突っ込まれそうですが、これは公表してはイケないものと、グレーなものと、商用利用してはいけないものと、最終的なアウトプットにしてはいけないものをわきまえて考えているという意味です。 そういった資料をつくる上で個人ブログから画像を借用することもある。 もしくは、これは著作権(いわゆるウォーターマーク入り)があるので、本番利用する際は、お金がかかりますよと付け加える。 なので、ウォーターマーク入りをあえて使ったほうが説明しやすい。 どちらにせよ、これは商用利用される前の「資料」であって、本番でアウトプットされるものは、オリジナルでなくてはならない。 多くの人の目に触れなければパクっていいのか?