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その先にあるものとは? | 山口良介のブログ
よく、著名人が新たなチャレンジをして、これだけの地位を手に入れて、 どうしてさらなることにそんなに意欲がわくのか、とさらにそれを例題にあげ、 これだけのお方がこんなに努力をさらさらにしているのに、凡夫は何をしているのか? と叱咤激励されることがあるが、これは結果として一定の名声を手に入れても、 満足できないことを実証してしまっていることに気づいたよ。 凡夫は、いろいろと中途半端でございます。 仕事の地位も、権力も、金もそこそこ入手できている。 さらなる凡夫は、そこそこで満足しようと努力しているため(本当はこれがほしいけど、そこまでは厳しい(多くは経済的な理由)のでこれでいいや、といった状態。)その領域(ほぼほぼ全てを手に入れている領域)に達することがない限り、それ以上の欲望がわかないからだ。 つまり、手に入れない限り、その次を手に入れようとはしないのが人間の性。 手に入れた者だけが、その次のモノを手に入れる資格が与えられる(そのステイタスが目に見えてくる、ターゲット内に入ってくる)。いままで、見えなかったもの(素通りしてきたもの)が見えるようになるのだ。 お金が手に入ると、高いものが自然と視野に入ってくる。ある程度いいものを身につけるようになり、こだわりも出てくる。いままでは、「これでいいや」と思っていたものが、「これじゃだめだ」と思えてくる。こだわりがあったとしても、自分のレベルを超えたこだわりは結局実現できない(悲しいことにこだわりとはそういうものなのだ)。 つまり、その領域に入った者を例にとって「凡夫にやる気を出せ」といっても全く無駄である。 衣食足りて礼節を知り、礼節を知って、煩悩を知り、煩悩を知って、さらなる欲望を知り、その欲望を知ったものだけが、はじめて公に対して、何かしなければと思うのだ。 「こんな地位にいて、なおかつ資格を追い求めるのか?」とか、 「こんなに金持ちなのに、なんで自転車レースなんかに出るのか?」とかである。 なのに、君らはなぜ努力しないのか?と。 それは、君らだから努力しないのだと。 至極簡単であるが、さらなる努力する領域に達しない限りそれは見えてこない。 そして、それはその領域に達しても、すなわち満足しないこと体現してしまっている。 お金をどれだけ手に入れても満足しないように…。