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[勉強法]トランプ躍進の原動力?“Post Truth” - U-Dictionary
英オックスフォード英語辞典が、2016年を象徴する単語「Word of the year」(今年の単語)として選出した言葉“Post Truth”もまた、トランプ政権と無関係ではありません。“Post Truth”は「ポスト真実」と訳され、「客観的な事実が重視されず、感情的な訴えが政治的に影響を与える状況のこと」を意味します。 【Post Truth】 ・post:〜以降、〜後 ・truth:真実 ※We are living in a post-truth age. (我々はポスト真実の時代に生きている) [定義] “Relating to or denoting circumstances in which objective facts are less influential in shaping public opinion than appeals to emotion and personal belief.” ・objective facts:客観的事実 ・shape public opinion:世論を方向づける、世論を形成する 引用:Oxford living Dictionaries 世界を大きく揺るがした2つの出来事 1992年にすでに登場していた“Post Truth”という言葉。2016年に注目を一気に浴びる要因となったのが、まだまだ記憶に新しい6月の英国EU離脱(“Brexit”・ブレグジット)、そして7月のトランプ氏共和党候補への正式指名という、世界を大きく揺るがした2つの出来事です。これを機に、ワードの使用頻度が前年比の2000%へと急激に高まり、「ポスト真実」という言葉が世に広まったのです。 また、“Post Truth”とともに候補とされていたものには”Brexiteer(ブレグジット支持者)”、”alt-right(オルタナ右翼)”など、いまの世界情勢を反映する注目のワードが挙げられていましたが、「非常に緊迫した」政治的な1年を反映する言葉として“Post Truth”が選ばれました。確かに、先述の2つの衝撃的な出来事を表す言葉としては、的確としか言いようがありませんよね。 アメリカでは、依然としてトランプ大統領と大手メディア、親トランプのニューメディアが、お互いを「Fake news」と非難し合っています。こうしたメディアの信頼性やネットを含めたリテラシーの問題は決して対岸の火事ではなく、日本でも身近な問題となっているのです。 世の中の動向を語る新語、キーワードはグローバル・コミュニケーションにも必須 以上、ニュースやネットで話題となった新語・キーワードについてご紹介しました。世界経済・政治だけではなく、言語形成にも影響を及ぼしているトランプ政権は、これからどんな新しいワードを生み出していくのでしょうか。欧米では政治や支持政党、宗教の話はタブー視されがちですが、トランプ大統領にまつわる話題は「政治の話の枠」を超えて、私たちの生活に入り込んできています。こうした新語やキーワードを理解して、自分なりの考えや意見を持っておくことも、グローバルなコミュニケーションには必要になってくるかもしれませんね。