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群像新人賞-芥川賞候補作、北条裕子『美しい顔』問題によせて
北条裕子『美しい顔』の無断引用問題は個人的に非常に残念です。 僕は『美しい顔』を読んで、非常に優れた小説だと思いました。 群像新人賞の選評でも賞賛され、掲載翌月の新聞の書評でも好意的に取り上げられた記事も多くみました。 そして、159回の芥川賞の候補にもノミネートされている。 読み手としては、無断引用なんて問題は当たり前にクリアされている前提で受け取るので、もはや対処の仕様がない。 一つの作品として世に出されたものが素晴らしければ積極的に賞賛したいし、本作に救われたと実感した人もいたはず。そんな人たちの期待と感謝を裏切ることとなったのは事実。 と、一元的に片付けられない部分も確かにあると思