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『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』を観る。
去年見れなかった『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』を見た。 僕が言うのもおこがましいが、紛れもなく映画史に残る稀代の名作。 まず驚いたのは撮影技法。登場人物の特徴の描き方や町の撮り方など1カット1カットが計算し尽されており、4時間で物語の世界のことは全て知った気になれる。 徹底的に計算したカットを重ねることで、必然的に物語の強度も増す。 この映画のテーマは冒頭のナレーションにもあるとおりに、50年代末から60年代にかけての台湾の情勢に巻き込まれていく大人とそれを見ている子供の葛藤というところだろう。 それが同時代での日本の学生運動の中心だった大学生ではなく、中学生が主人公であるというと