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アイデンティティとナショナリズム
人間には否応なく認めざるを得ない暴力性というのがあるのではないか。 それは、ある種アイデンティティの維持と関わるものだと思われる。 暴力性は、他者を攻撃したり人を支配するという欲望と同質のもので、特に自己の危機において顕著に立ち現れる。 批評空間の「明治批評の諸問題」を読んでいる。 そこでは、日本語の言文一致はむしろ根本的に翻訳が起源だと書かれている。 二葉亭四迷のツルゲーネフ翻訳や漱石の翻訳的言文一致的な文章が起源だというのだ。 言文一致とナショナリズムは大きな補完関係にある。 ナショナリズムについて書かれた著作には、ベネディクト・アンダーソンの『想像の共同体』がある。 そこによれ