lovedogs.jp
The Shape of Water | Amores Perros
1月29日、公開よりひとあしお先に新宿で行われた試写会で観てきました。ギレルモ・デル・トロ監督のThe Shape of Water。 やっと公開!そして、第90回 アカデミー賞 作品賞、美術賞、作曲賞、監督賞 受賞、おめでとうございます!ギレルモ・デル・トロ監督、わたしは2006年のPan's Labyrinth(パンズラビリンス)で知り、はじめてみたこの作品で大好きになりました。 他の作品では ヘルボーイ(2004年) ヘルボーイ2 とてもいい作品なので、まだご覧になったことのない方は是非!さて話はシェイプ・オブ・ウォーターに戻ります。Trailer後にネタバレ含みますので、ここから先は閲覧注意です。 まず、デル・トロ監督とこの作品のとても好きな点をひとつ挙げると、人類からみた異形の者とのおとぎ話のなかで、異形の者はさいごまで異形のまま、という点です。呪いが解けたら人のかたちをしたキラッキラな王子様(お姫様)に変身ってことはありません。アマゾンから連れてこられた彼は、さいごまでクリーチャーのまま。 ストーリーの舞台は核戦争への緊張が色濃い冷戦、宇宙開発競争、公民権運動の時代、60年代初頭。大きな恐怖や不安に包まれた時代を背景に選んだ理由を監督はこのように語っています。 アメリカが立ち止まった時代だと思っている。人種差別や不平等があり、核戦争が近いと考えられていた時代だった。それから数ヶ月後にはケネディ大統領が暗殺される。だから、ある意味、これは恋愛にはひどい時代だが、それでも愛はうまれる。1962年は人々が未来に目を向けていた。一方でクリーチャーは遠い過去の古代の存在だ。 宇宙や未来に目を向け将来への希望を抱きながらも、あからさまな人種差別が横行し、ゲイであることをカミングアウトすればリンチにあっても誰にも助けてもらえず、差別や偏見にただ耐えるしかなかった時代に生きたマイノリティの"アナザーピープル"がこの映画の主役。"かつて"を舞台にしたおとぎ話のように感じるけれど、ちょっと待って。周りみてみると全然かつての話ではないですよね。 常に"何か"を恐れ、共感力や想像力に欠け他者の攻撃にはしりやすい時代、トランプが合衆国大統領になっている冗談みたいな時代、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ