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ファナックの株主総会に行ってみた | ジャイコミ
ジャイコミ編集部 2015年の株主総会集中日となった6月26日の午前9時すぎ。ジャイコミ編集部の一員は富士急行・富士山駅(山梨県富士吉田駅)に降り立った。 目指す先は今年4月に株主還元を強化したことで話題となったファナック(山梨県忍野村)だ。 同社は工作機械のNC(数値制御)装置で世界トップシェアを誇る。この数年はスマホ向けのロボドリルの需要が好調だ。自動車工場などで使われる産業用ロボットでも有名。財務面もピカイチで営業利益率4割、無借金の超優良企業である。 一方、情報開示に非積極的な企業としても知られてきた。日本証券アナリスト協会が経営陣のIRに対する姿勢などを基に評価する「ディスクロージャー優良企業選定」(2014年度版)では100点中18.8点。対象企業251社の平均が70.1点なので、その低さは突出している。 送迎バスも黄色、制服も黄色、傘も黄色 富士山駅の改札口を出ると社員の方がいた。外に送迎用バスが待っているという。駐車場に向かうとすぐにそれだと分かった。バスの車体が真っ黄色だったからだ。 9時30分すぎ。19人の株主を乗せてバスが出発した。 前の席のおばちゃんがガラス窓越しにスマホで富士山を撮影しようとするが、なかなかシャッターチャンスをつかめない。おばちゃんが悪戦苦闘しているうちに、バスは「ファナック通り」から針葉樹が生い茂る森の中へと入っていった。 道を進むと木々の合間に黄色の建物がいくつか見えてくる。さらにバスは進み、正門らしき門をくぐると、1つの建物の前で停車した。ここが目的地のようだ。バスを降りて3歩先は会場の入り口。慌てて立ち止まり「総会会場」のたて看板の写真を撮影した。 受付の女性従業員の制服はもちろん黄色。ふと見ると入り口横にある傘立てには淡い黄色のビニール傘。ペットボトルの水とお茶についてくるコップも黄色。これでもかというほどの「ファナックイエロー」のオンパレードだ。 (このイエローは、同社が富士通の一事業部だった時代、事業部ごとの報告書等を区別しやすいように黄色が割り当てられたことが発端だという) 大学の講義で使われる階段教室のような部屋へと進む。300~400人は座れるのだろうか。参加している株主は年配者を中心にざっと90人くらいだ。