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あなたの外国株投資は店頭取引?委託取引?ある男性の憤怒【上】 | ジャイコミ
ジャイコミ編集部 証券会社が個人投資家向けの外国株取引を拡大しているという。 4月20日の日本経済新聞は「外国株 身近に」との大見出しで、大手各社がセミナー開催やリポート発行、取り扱い銘柄増など営業に力を入れている様子を伝える。「世界的な株価上昇で拡大する個人の分散投資ニーズに応える」というが、外国株投資にはこの記事では触れていない落とし穴がある。ある男性がジャイコミ編集部に自身の経験を赤裸裸に語ってくれた。 東幹久似の精悍な顔立ちの男性は50代半ば。個人で事業を営んでいるといい、話しぶりも堂々として抑揚がついている。 「ところで手数料ってどうなっているの?」 それまで投資とは接点がなかった男性が投信を購入したのは2009年のことだった。銀行から熱心な勧誘を受け、事業で得た資金で投資信託を購入。これで利益を得た。各社からさまざまな勧誘を受けるようになる。外国株投資を勧めてきたのは、そのうちの1社だった。仮に「赤井証券」としよう。「外国株は上がり方のケタが違う」「うちは外国証券を買収したので詳しい」ー―このような売り文句での営業に押され、グーグルなどの3,4の銘柄を取引するが、それほど利益は上がらないまま口座は休眠状態となった。 赤井証券から再びアプローチがあったのは、2014年6月。担当が変わったと挨拶に来た営業マンが外国株を勧めてきた。そこから10銘柄ほどを売買する。イェルブ、ロックウッド、ワークディといった銘柄。1銘柄に全額を投資するスタイルだった。全部売却し、また別の1銘柄に全額投資。銘柄選定や売買のタイミングは営業マンの勧めるままだった。1700万円から2500万円まで増えて「大したもんだなぁ」とほめた。 だが、10月になって、2500万円をピークに下がり始めたとき、「あなたのことを信用していたので、いままで聞かなかったけど、手数料のこと話そうか」と切り出した。株価上昇で資産が増えているときはよかったが、徐々に減り始めたので手数料が気になり始めたのだという。そうすると、それまでの担当者が「忽然と消え」、課長に選手交代となった。そして「以前からお話したかったんです」。 課長は家に来ると録音機を置いて男性の話を聞き、「社に持ち帰り、検討してお答えします」と去った。 「毎回、二択で示さなければ成績が下がります」