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#MeToo ムーブメントはアメリカの文芸誌をどう変えたか
 この1年で全米に吹き荒れた反セクハラの#MeToo運動によってアメリカの文芸誌のmasthead(発行人欄)がどう入れ替わったかをAP通信が報じている。事例としては以下が挙げられている。 「パリス・レビュー」誌のロリン・スタイン編集長がセクハラの疑いの中、辞任。 書評誌「ニューヨーク・レビュー・オブ・ブックス」のイアン・バルーマ編集長が、セクハラや暴行の嫌疑で仕事を干されていたカナダのアナウンサー兼ミュージシャンのジャン・ゴメシのエッセイを載せたことを非難され、解雇された。 #MeTooは反対意見を許さない運動だと非難したケイティー・ロイフのエッセイを掲載したことについて「ハーパーズ」誌のエディター、ジェームス・マーカスが辞任。 こういった事件によって、紙面で世界をリードする進歩的な価値観を示す媒体であっても、"中の人"の行動はそれに必ずしも伴わないことが明るみに出た。 マーカス氏は「パリス・レビューの新編集長が女性であるエミリー・ネメンスになったとか、NYRBからイアン・バルーマがいなくなったのはもちろんショックだが、もっと見えにくいところでも変化が出てきた」と語る。そして男性側の「態度の変化」は正しい方向に一歩を踏み出したばかりだ、とも。 文学界や批評誌が考えていかなければいけないのは、経営陣や編集スタッフのジェンダーギャップをどう是正していくか、あるいは#MeToo運動で糾弾された側の声をどう取り上げていくかだとAP通信の記事は指摘している。 参考リンク AP通信の記事