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知ってるようで知らないキャスターとアナウンサーの違い
テレビの画面に出てニュースを読む人のことを「アナウンサー」と呼ぶもんだと、シンプルに考えている人は意外に多いんじゃないでしょうか。これは全く大きな勘違いです。ニュースキャスターとアナウンサーは、全く別の職種なのであります。ニュースキャスターは、記者やジャーナリストが務める場合もあります。一方アナウンサーは「話し方」のプロです。アナウンサーは番組のナレーションをしたり、娯楽番組の司会進行をするのも仕事のうちです。このような職業の名称をいい加減にしていると、大切なことに気がつかないことになります。 池上彰さんは、僕と一緒に『週刊こどもニュース」を立ち上げた1994年より以前は、『首都圏ニュース845』というローカルのニュース番組で、記者でありながら画面に顔出ししてニュースを読む、という仕事をしていました。それ以前は警視庁や宮内庁担当の記者をしていました。記者の仕事はニュースを取材して原稿を書くことです。池上さんは首都圏ローカルのテレビに出ている時期、街の人から「あら、NHKのアナウンサーの方ですよね。」と声をかけられ、いちいち「僕はアナウンサーではありません。記者です」と説明するのに苦労したと言っていました。 こういった職業の名称について詳しく正確にお知りになりたい方は、拙著「ニュース、みてますか? (ワニブックスPLUS新書)」をお買い求めになって、第2章の56ページ「アナウンサーと記者の仕事」、58ページ「ジャーナリストって何をやってる人?!」あたりをご一読いただければスッキリすると思います。(ちゃっかり宣伝ですね)。というわけでその辺の用語関係はスッキリと切り分けられているものとして、話を先に進めたいと思います。