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イェリネクが福島原発事故を描いた最新作など、ITIがドイツの現代戯曲をリーディング上演 | 演劇情報サイト・ステージウェブ
 社団法人国際演劇協会(ITI)は、世界の優れた短編戯曲を紹介するリーディング企画をシリーズのドイツ編を東京ドイツ文化センターとの共催で12月16日(金)〜18日(日)神楽坂イワト劇場、19(月)・20日(火)東京独文化センターで開催する。 国際演劇協会(ITI/UNESCO)日本センターは、ユネスコ傘下の国際組織であるインターナショナル・シアター・インスティテュート(ITI)の日本支部で、ユネスコ憲章の趣旨に基づいて世界各国相互の理解を深めるために、演劇に関する調査研究や国際交流などを行っている団体。2006年からは世界の優れた短編戯曲を紹介する「世界の秀作短編研究シリーズ」を展開しているが、この12月には日独交流150周年記念事業の一環として、同シリーズのドイツ編を五日間にわたり公演する。 取り上げる作品は、1984年初演のハイナー・ミュラー『画の描写』のほかはすべて、2000年代に入ってから初演されたものばかりで、今のドイツ演劇を体験できるものばかり。なかでも話題を呼びそうなのが、ノーベル文学賞を受賞したエルフリーデ・イェリネクが福島第一原発事故について描き、ケルン州立劇場で9月29日に世界初演されたばかりの『Kein Licht.』(邦題未定)が日本語でリーディングされることだ。29日にケルンで初演された舞台にはドイツで活躍する日本人女優原サチコも主役で登場している。 『Kein Licht.』劇評(ドイツ語) 『Kein Licht.』舞台映像 世界の秀作短編研究シリーズドイツ編では、このイェリネクの新作のほか、デア・ローアー『言葉のない世界』、ローラント・シンメルプフェニヒ『イドメネウス』が訳し下ろしで紹介される。 ITI世界の秀作短編研究シリーズ・ドイツ編 12月16日(金)〜18日(日)神楽坂イワト劇場 プログラム1:『画の描写』(1984年初演 作=ハイナー・ミュラー/訳=谷川道子) 『言葉のない世界』(2007年初演 作=デア・ローアー/訳=阿部剛史) ●演出=小山ゆうな プログラム2:『Kein Licht.』(邦題未定 2011年初演 作=エルフリーデ・イェリネク) プログラム3:『キック』(2005年初演 作=アンドレアス・ファイエル、ゲジーネ・シュミット/訳=新野守広) ●演出=棚瀬美幸(劇団南船北馬)