harmonista.org
見えているのにわからない~視覚失認~ | Harmonista
私たちが物を見た時、どうやってそれを認識するのでしょうか? 「歯ブラシ」を見た時、「歯ブラシ」という存在を知っていて、目が見える状態であれば、「歯ブラシ」を見て「歯ブラシ」とわかると思いますよね。 ところが、残念ながら「歯ブラシ」という存在を知っていて、目が見えていても、「歯ブラシ」をみて「歯ブラシ」とわからない人もいます。 驚くことに、「歯ブラシ」という存在はしっているので、「歯ブラシ」に触ると、「歯ブラシ」だとわかり、ちゃんと「歯ブラシ」を使う事も出来ます。 この状態を『視覚失認』と言います。 目が見えているにもかかわらず、実際に見ているものが何かわからなくなってしまうんですね。 この不思議な症状の原因は、What経路(腹側経路)と呼ばれる場所の障害だと言われています。 いったん私たちが目にした情報は、網膜から視神経などを経由して視覚野に入ります。 ここまでの経路に問題がなければ、目は見えます。 そして、いったん視覚野に入った情報は、What経路(腹側経路)とWhere経路(背側経路)に分かれます。 このWhat経路は、名前の通り、物が何か、どんな色かという事を認識しています。 ちなみにWhere経路は、物がどこにあるのか、物が動いているのであればその速さや方向を認識します。 私たちが普通に物を見て、それがわかるというのは、実はすごいことなんですね。 視覚失認 (visual agnosia)動画 (英語です) 脳とこころの豆知識 - 私たちが見ている世界はみんな同じなのか