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ジェンダーバイアス | Harmonista
FacebookのCOOであるシェリル・サンドバーグが書いた全米ベストセラーの「LEAN IN」を読みました。 この著書の中で、男女の役割について固定的観念を持つこと…ジェンダー・バイアスについて触れています。 そこで紹介されているのがハイディとハワードの実験です。 2003年にアメリカで行われたものです。ある女性企業家の成功体験談を学生たちに読ませ、感想を聞きます。 学生の半分には本名のハイディ(女性名)のままで、残る半数は、企業家の名前をハワード(男性名)に変えて全く同じ文章を読んでもらいます。 すると、「有能」という評価はハイディのときもハワードのときも同じであったにも関わらず、ハイディの場合だけ「自己中心的」「一緒に働きたくない」という感想が目立ったそうです。 つまり、できる女性は嫌われる…という固定観念があり、女性は自分の能力をフルに発揮し、リーダーシップを発揮するという事を躊躇してしまうのではないかというのです。 実際、男性は成功と好感度が正の相関にあるのに対し、女性は負の相関を示していたというデータもあるようです。 女性とはこうあるべき…とする固定観念が原因なのではないか…と推測されています。 この実験は、私たちが無意識で持っている固定観念が与える影響の大きさについて物語っています。なにせ文章は一緒で、名前が違うだけですから。 これは多分に男女についての固定観念だけの話でもないような気がします。 私たちは、その人自身だけではなく、その人がもつ背景(人種や職業、性別や服装など)によって、評価を左右してしまうという事がありうるという事です。 そして、まずそういう事実があるという事実に気づくこと...それによって初めてその人自身を見ることが可能になるのかもしれません。 脳とこころの豆知識 ― 不合理な行動