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Interview #09 Yuri Ishizaka   : DIRECTION'S EYE : Direction
13歳でモデルデビュー。大学は、映画学科の演技コースへ。 河原 モデルは何歳からやられているんですか? 石坂 13歳で、中学生になったばかりの頃です。『週刊朝日』の表紙モデルの募集を、親戚のおばさんに勧めてもらったんです。沖縄撮影で飛行機に乗れるよって。応募したら思いがけず受かってしまって、それがデビューでした。その時はモデルになれて嬉しいというより「わぁ~沖縄行ける!」という喜びのほうが大きかったですね。 河原 撮影はいかがでしたか? 石坂 実は撮影日に沖縄に台風が来てしまい、伊豆で撮影することになりました。でも、家の前まで大きなロケバスが迎えに来てくれて「モデルさんってこんな待遇なんだ!」と驚いた記憶がありますね。 河原 最初は雑誌のお仕事が多かった? 石坂 『MyBirthday』や『装苑』、『Olive』などの雑誌をやらせてもらっていました。学業優先しながらモデルをしていたので、忙しかったですね。撮影のスタッフさんが本当にいい人ばかりで、子供ながらに楽しんで仕事をできました。学校とは別に自分の居場所ができて、毎日充実していましたね。 河原 大学は日本大学芸術学部でしたよね。何の勉強をされていたんでしょう。 石坂 映画学科の演技コースでした。最初は演技が苦手な気持ちの方が大きかった。授業で手を上げないといけないのが嫌だったんですけど、手が長いからいつも当てられてしまうんです(笑)。 河原 モデルだから、手が長くて細いですからね(笑)。具体的にどんな勉強をしていたんですか? 石坂 演技や日本舞踊、バレエの実技の授業もありました。モデルの仕事で着物を着たこともありますし、授業はぜんぶ仕事に直結して役に立っています。人前で発表する場も多かったので、度胸もつきましたね。 雑音をシャットアウトして演技する。その集中する時間が楽しい。 河原 雑誌以外にも、PVや映像の仕事もされているんですよね。 石坂 自主制作の映画はそんなに規模は大きくないですが、何度か出させてもらいました。2011年に公開された『ひとつの歌』という長編は、その年の東京国際映画祭に出品されました。 河原 映画に初めて出た時はどうでした? 石坂 とにかく緊張しました。『ひとつの歌』は大まかな脚本しかなくて、自由にやっていいよと言われたんですが、本当に難しかったですね。苦戦してたら、次の日から監督が台詞を書いてきてくれたんですが(笑)。 河原 少しずつ演技は面白くなってきました? 石坂 はい、だいぶ面白くなってきました。演技に慣れていない時は、現場のスタッフの話し声を気にしすぎて、自分が良くなかったのかなと思いこんでしまったり。でも、だんだん集中できるようになって、雑音をシャットアウトできるようになったんです。その集中している時間が楽しくなってきました。 河原 これから女優の方向に行きたい感じですか? 石坂 ずっとモデルを長くやってきたので、機会があれば映画にも出ていきたいですね。 河原 好きな映画ってありますか? 石坂 韓国映画が好きで、1番最初に興味を持ったのが、中学の時に見た『猟奇的な彼女』だったんです。主人公が髪が長かったので、私も髪を伸ばしたくらい好きでした。韓国でCMやPVのお仕事をしたことがあるんですが、その時のスタッフさんにも本当に良くしていただいたんです。いつか韓国で映画の仕事もやれたらいいなと思っています。韓国の国民的歌手のPVに出演。世界の舞台へはばたく。河原 韓国で仕事をすることになったきっかけを教えてください。 石坂 最初に出演したのが2009年で、Brown Eyesという韓国のデュオのPVでした。日韓ワールドカップの開会式でCHEMISTRYと一緒に開会式で歌ってたほどの、国民的な歌手だったんです。それがきっかけでその後もCMが決まりました。 河原 撮影の規模も大きかったんでしょうね。 石坂 アクションも派手で、爆破シーンがあったり、手に実際に火をつけたり......。 河原 一歩間違えたら危ないですね! 石坂 そうですね。マネージャーも詳しく内容を知らされていなかったんですが、通訳の人が「友里さんは保険入ってるから大丈夫です」って。そういうことじゃないと思いましたけど(笑)。でも、今では良い経験をさせていただけたと思ってます。 河原 韓国語も堪能なんですよね。 石坂 それがきっかけで韓国語を勉強して、韓国が主催している試験で、ついに一番上の6級を取りました! 最初の1年間は、日本で仕事しながら韓国に1ヶ月間行って、また日本に1ヶ月戻って来てというスパンで、3回くらい韓国に語学留学に行きました。仕事上、長期留学ができないので、死ぬ気でやりましたね。現地では、勉強しすぎて死ぬ夢を3回見たほどです(笑)。 河原 本気すぎますね(笑)。今日の撮影で感じたのは、撮られた写真に物語があるということです。やはり、女優の仕事をされているんだなと思いました。個性があるようでないような、どうにでも変われるというような雰囲気がある。カットによって別人の顔になっていたり、不思議な感覚でした。 石坂 写真撮影では女優っぽいと言われることが多いんです。でも私はモデル事務所所属ですし、それが嫌な時期があったんですけど、最近は個性だと思えるようになってきました。私、モデルっぽくないというか、派手な洋服も好きじゃないですし......。 河原 飾らないのも逆に個性が立っていると思います。逆にそれがいいんですよ。 石坂 それを払拭しようと思って、今はジムでガンガン体を鍛えてるんです、実は(笑)。 石坂友里 Yuri Ishizaka1988年東京生まれのファッションモデル。都内中学校在学中の2001年よりモデル活動をはじめる。雑誌、広告のほか、CMやPV、映画にも出演。韓国人デュオBrown EyesのPVに出演したのをきっかけに、活躍の場を韓国にも広げる。 BF NATURAL(公式サイト)http://www.bnm-jp.com/ オフィシャルブログ「Welcome to Yuri's Garden」http://ameblo.jp/yuri-eva/■過去掲載記事:Interview #00 KakazuInterview #01 Miyuki KoizumiInterview #02 MakiInterview #03 SachiInterview #04 Yumiko HaraInterview #05 YuriInterview #06 NomaInterview #07 Hiromi YamamuraInterview #08 Anna Kanehara Photograph by Masayuki Furukawa (d-cord)Text by Kazuki Hoshino