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札幌・余市の旅 2017/10/19 | Case Of Akvabit
妻から一緒に北海道に行かないか、と言われたのは出発の約2カ月前でした。札幌で開かれる日本矯正歯科学会に妻が出席するので一緒に来ないか、と。マジで?と私が二つ返事で了承したことは言うまでもありません。 旅が好きな私にとって北海道は格別です。生まれてから今まで三回、北海道の一周を果たしています。三度目の一周旅行の時は、妻と長女、そして今は亡き風花も巻き込んで北海道を連れまわしました。それは2002年の晩夏のこと。とても良い思い出になりました。もっとも、行き帰りを飛行機の荷物室に閉じ込められた風花には悪夢だったはず。だからこそ幸福駅で脱走して北の大地に骨を埋めようとしたのでしょう。それから15年が過ぎました。2006年にも仕事で苫小牧に行ったことがありますが、その時を最後に北海道へ行くことは途絶えてしまいました。北海道への飢えと渇きがずっと私の心身をさいなんでいました。夢に北の大地が出て来て私を呼ぶこともしばしば。そんな私にとって今回の妻からの提案は、しおれた花に水をやるようなもの。テンションも上がります。 今回は夫婦で二人だけの旅。羽田で車を停め、早朝のスカイマークで空に飛びました。LCC万歳! 国内であればどこへでもLCCで行ける気がします。全く不便を感じません。時間と金のない私にとって頼れる存在なのがLCC。 旅の始まり。それはいつも心を高ぶらせます。私は高揚する心をおさえられず、千歳のコンコースで踊りだしそうになりました。旅の始まりに心は踊り、幸せ色に染まります。しかも今回の旅は、私にとってよい記念でした。何か記念かって、自由に旅ができる立場になったことです。9月末日で常駐先から離任し、毎日決まった場所に出かける義務がなくなりました。自由。それは私が何年にもわたって望み続けた境遇。おのれのコントロールによって仕事を調整し、好きな時に旅に出る。そんな私の理想が初めて実現できたのが今回の北海道への旅でした。千歳のコンコースで私がどれほどの解放感に浸っていたか。とても文章に書き表せないほどです。