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ひとつの大きなWEBプロジェクトを任せていただくことになりました | RyuseiHikaru.com
ひとつの大きなWEBプロジェクトを任せていただくことになりました。会社の社運をかけた、数年規模の一大プロジェクトです。前任者から引き継ぐ形で任されたプロジェクトではありましたが、世間からも大きな期待を寄せられて、身の引き締まる思いでした。 プロジェクトの遂行は不可能ではないながら、大変困難であることは誰が見ても明らかでした。 困難であるがゆえに、関係各者とは綿密に話して仕様を定め、デザイナやエンジニアなどのメンバーには細かい注文をしました。注文が細かすぎるとして衝突することもありましたが、丁寧にコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進行しました。 会社からは多大なる期待と共に支援や叱咤激励をいただき、良い関係を保てていたと思います。時には上手くいかないこともありました。しかし、私のリーダーシップとメンバーの頑張りで、困難を乗り越えてきました。 数年の積み重ねを経て、ついに制作物が揃いました。リリースを年内に控えて、いよいよ動作検証です。 動作検証の中では大きなバグがいくつか見つかりました。メンバーからは不安がられ、不満の声も聞きました。会社からも本当に大丈夫なのかという心配のお言葉もいただきました。しかし、リリースまでに修正は可能な範囲です。私には前任の同規模なプロジェクトを、困難と言われながら完遂してきた経験もあります。「私たちは間違いなく良い仕事を遂げられる」と私は確信しました。 リリースが迫る最中、私は一時的に故郷の岐阜へ戻っていました。最後の修正が上手くいけば、私達の制作物は無事に世界へお披露目されて、世間をあっと驚かせるでしょう。良い緊張感を抱きながら、鋭気を養うべく、実家でゆっくりと過ごしていました。 実家で過ごしていたある日、東京から社長が直々に訪ねてきました。突然のことに違和感を感じましたが、プロジェクトの件だろうと思い、私はなんの疑いもなく社長を迎え入れました。しかし、迎え入れた数分後に私は驚くような話を耳にすることになりました。社長は私の解雇を告げたのです。 信じられませんでした。悲しみと、怒りと、何よりも納得できない気持ちが入り混じりました。理由を尋ねてみましたが、「様々な理由を総合的に考慮して」と言うだけで、はっきりした理由は告げられませんでした。