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ドトールと許し
京都なのに、ドトールにいる。 ドトールが好きだ。 ドトールには何もない。 代々木八幡のドトールに一ヶ月前に入った新人のバイトのお姉さんは、未だに新商品の「スパイスショコラ」を「スパイシーショコラ」と間違えて覚えている。誰も教えてあげないのだろうか。お姉さんの目は、いつも焦点が合っていない。 右となりで格闘技やってそうなおっさんが、ニートで引きこもりらしい男の子に生活指導している。親子ではない。引きこもりの男の子は、輝いた目でハキハキと返事をしているけれど、よく聞くと全く会話が噛み合っていない。精神が危ない人特有のギラギラとした目。目の前で男の子を鼓舞する男の人はそのこと