noism-supporters-unofficial.info
『ROMEO & JULIETS』驚愕の世界初演、その初日!
九州、中国地方をはじめ、西日本で猛威を振るい続ける記録的な大雨と台風、 被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。 また、一日も早く平穏な日常が戻ってくることをお祈り致します。 全国を覆う何やら怪しい雲行きが、やはりと言うか、 夕方を前に多量の雨を降らせた、2018年7月6日(金)の新潟市にあって、 信濃川沿いのりゅーとぴあ・劇場にも 400年の昔に書かれた「あの戯曲」が人心を騒がせる風雲を運んできました。 「大時代的」とも称されかねない古典「ロミオとジュリエット」が、装いも一新。 現代的な肌感覚にも違和感のない「ロミオとジュリエットたち」として現前したのです。 客電が落ちる前から響きだすプロコフィエフによる「前奏曲」がその入り口です。 そこからはまさに怒涛の足し算の連続。 河合祥一郎訳による台詞、 過去作の記憶と綯い交ぜになりつつ「再利用」(金森さん)される舞台装置、 舞踊家と拮抗する役者、 或いは、役者と拮抗する舞踊家、 言葉、身体、手話、 語る者、語らない者、 「不在」にして言葉を押し付ける存在、 キャピュレットとモンタギューの二項の構図とそれを更に包摂する収容・監視・支配の構図、 文字、映像、 身体に散りばめられて輝く暖色(赤)と寒色(青)、 そしてシェイクスピア「原作」譲りの饒舌なロミオに対し、 時間感覚を引き延ばす効果を伴う5人のジュリエットたち、等々。 ひとりのインスピレーションから創られた舞台とは俄かには信じられない程の 情報量と高密度で圧倒的なボリュームは 観る者の度肝を抜き、観る者をして驚愕させずにはおかないことでしょう。 (実演家一人ひとりの熱演をダイレクトに受け止めることができる 前方のお席もさることながら、 今回の作品では、少し引いたお席からのご鑑賞も 充分お薦めできるように思いました。) また、目に飛び込んでくる実演の舞台作品として、 渾然一体となって演じる舞踊家たちと役者たちの姿も驚きでした。 Noismを語るとき、真っ先に浮かぶ単語、身体性。 それを共有し、台詞や所作に込めるSPACの俳優たちの表現力。 その2者互角で遜色のない舞台上での「綱引き」こそが、 金森さん言うところの「舞踊とも演劇とも名状し難い」がまでの 今回の劇的舞踊を顕現させていると言える筈です。 新潟と静岡にあって、