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映画「うみやまあひだ」に学ぶ、古くて新しい森との生き方 | NATURES.
伊勢神宮と森に関わる賢人達のメッセージを紡いだドキュメンタリー映画「うみやまあひだ~伊勢神宮の森から響くメッセージ~」。1300年以上伊勢神宮で受け継ぐ先人の知恵と賢人達の想いには、森の民・日本人の本質に届く学びがありました。1000年先の未来に続く、古くて新しい森との生き方をお伝えします。 森に宿る神々 森に佇むだけで心が休まる。特に鎮守の森では、見えないものに癒されていると感じませんか。古から日本人は森や木を崇拝し、神が棲む森に社を建ててきました。伊勢神宮はその原点。私たちには八百万石の神を敬ってきたDNAが宿っているのです。無意識に森を敬い、癒しを求めるのは自然なことなのかもしれません。 森を育む 常若の精神のもと、20年毎に社殿を建てる伊勢神宮の式年遷宮。使用する材は、伊勢や木曽の森で数百年かけて木を育てています。真っ直ぐな大木にするため、間伐で十分な間隔をあけます。光が差し込む森には下草が生え、動物が集まり、生態系が豊かに。糞は土の微生物を増やし、落ち葉や枯れ木を分解してできた土は、たっぷり水を蓄えた下流まで潤す森になります。 荒れた経済林の問題を抱えていますが、一方では未来に受け継ぐ豊かな森づくりに、新たに木を植えることも必要です。 植える人、育てる人、製材する人、作る人の連携。そして私達は木を使う(買う)人。正しい循環と森林保全のために国産を選びましょう。木は五感を癒しますので、健康面からも使う価値は十分にあります。 森のオーケストラ 生態系豊かな森には、人間の耳には聞こえない超高周波ハイパーソニックサウンドが存在します。聞こえないけれど、皮膚が聴いているその音は、ストレスを解消し、免疫機能を高め、心の豊かさを育む効果があるとのこと。世界ではアマゾン、日本では伊勢神宮で高い数値で観測されるそうです。早朝の伊勢神宮は静かで神々しいとのこと。早起きして、伊勢神宮の場が奏でる音を浴びてみたいですね。 森の命 里山のバランスが崩れ、野生動物の異常繁殖が問題になっています。農林業を守るためにも、適正に狩ることが必要です。野生肉は自然の物だけを食べている為、良質な蛋白質。森で採れる食材はどれも滋養があるので、かつての里山の暮らしを見直し、食べて森林保全に協力することもできます。 森は海の恋人