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小林晴香:私らしく。女性らしく。
プロフィール 小林晴香 / 35歳 / 別海町出身 / 2008年移住 / 株式会社mosir・小林牧場 きょうだいの中でいちばん、「後継ぎ」に抵抗がなかった。 別海町の中西別という地区で酪農業を営んでいます、小林晴香です。昭和55年生まれのやぎ座です。2008年の秋に、酪農家の後継ぎとして実家に戻りました。会社名の「モシリ」は、アイヌ語で「大地・国・豊かな自然」などという意味です。牧場を法人化するときに、自分で考えました。 生まれも育ちもこの家です。幼稚園から小学校・中学校までこの中西別で、高校は別海の街中。その後、釧路市の短大の幼児教育科で、保育士と幼稚園の先生の免許を取りました。家庭教師の派遣会社で1年務めた後、縁あって札幌近郊の岩見沢市に行きました。そこでは介護施設で働きながら介護福祉士の資格も取ったんです。こう見えて、国家資格を3つ持っているんです。あ、あと車は大型特殊と牽引、バイクは中型免許もあります。 ひいおじいちゃんの代にこの土地に入植したので、今は父が3代目の経営者です。別海町は、北海道の中でも最後の方に入植した土地らしくて、当初は畑作を試みていたそうです。道内各地で畑作ができていたから、ここでもできるだろうっていうことで始めたのですが……。桜前線が最後に来る土地っていうだけあって、冷害に悩まされたんですね。もう何年もしないで、「ここで畑作は無理だ」っていうことになり、それでどんどん牛を導入していったらしいです。 きょうだいは妹と弟がいます。元々の予定では、弟が家を継ぐ予定でした。弟は「長男」という家族の期待もあり、酪農を学ぶために大学に進学もしたのですが、本当は家を継ぐよりも他にやりたいことがあったんです。しばらくは様子を見ていたんですけど、結局弟は、別の専門学校に入り直して就職しました。 そのときに、私が実家に帰ろうかなと思ったんです。これじゃあ、きょうだいみんなばらばらだし——私、おばあちゃん子だったんですが——おばあちゃんの介護もあるし。私がきょうだいの中でもいちばん、家を継ぐっていうことに抵抗がなかったというのもあります。