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無言の会話をしよう
11月某日。 時間と待ち合わせの場所だけ決めて。 きっかけは先日の突然の電話。 めちゃくちゃ笑ってたし、 めちゃくちゃ酔っ払っていたし、 会話はその後もカオスな状態で続いた。 その後に続いたラインも、 お腹が痛くなるほど笑った。 でも、時折覗かせる声や言葉で、 ちょっと心配になってしまって、 今度ゆっくり話そうと。 タイミングもばっちりだった。 移動中の車の中で 「バーベキューする」と聞いた。 「えー!」とびっくり。 途中で買い出しをしたりして。 景色は最高だった。 紅葉が美しい。 「ここで」とついた場所には川が流れていた。 私はバーベキューと聞いた時には、 行けば何でも揃っているような施設とか、 バーベキュー場に行くかと思っていたよ。 そしたらここには何もない。 そこにあるのはただの自然。 「じゃあこれとこれを」 車のトランクから3往復ほどして荷物を運ぶ。 全部が手作り。 あっという間に暗くなっていた。 お湯を沸かす。 美味しいコーヒーを淹れてくれた。 電話の話の続きをする。 相手は半分くらい覚えていなくて、 しかもその時にした話が空想の出来事のように、 きっと夢を見ていたんじゃないかと思うくらいに。 でもまた、そんなオチにも笑えた。 会話はとてもスローペース。 ただ、火を見つめているという時間。 火の温もりを染みこませる。 無言、そんなことも全く気にならない。 私たちは話さない話をしているのだ。 無言の会話を。 ちょっと焼きすぎた焼き芋、 すごく美味しかった。 ここで過ごした時間は、 今の私にとって、 すごく必要だったのだろう。 自然に囲まれ火の偉大さを感じる。 「じゃあ、またね!」の後に届いた写真。 撮りながら笑っていたのは気付いてたけれど。 と思ったら動画だった。 火に夢中になり、 じーっと見つめながら、 一生懸命コーヒー豆を挽いている私。 幸せな時間だった。