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【ぬれぎぬ】広田淳一ロング・インタヴュー 3/4 劇団員、そしてこれからのアマヤドリについて
前回からのつづきです。 ◆◆◆インフラとしての劇団◆◆◆ ───では劇団員の方の話が出たところで、今後のアマヤドリのことに話題を移していきたいと思います。 広田:劇団員を増やすって言ってるしね。 ───今現在は俳優の方が八人。たぶん「ひょっとこ乱舞」時代から今までもおおよそ、八人、十人前後っていうメンバー構成でやってきていたと思います。それを今回、端的に増やそうというのは何故でしょうか。やはり「アマヤドリ」の共通言語を共有する人員を単純に増やしたいということでしょうか。 広田:そうだね。それにちょっと開き直ったっていうこともあると思う。 ───開き直った? 広田:最初の頃はそれこそビートルズみたいな──まあ海外のバンドはわりとその辺柔軟だけれど──劇団は、ずっと固定したメンバーでやるというイメージ、このメンバーでやらなければ意味がないんだという憧れみたいなものがあった。でも実際そういうことはなかなかできなくて、メンバーもどんどん変わっていかざるを得なかった。なら、べつにメンバーが変わっても、誰が欠けても、常に何人かは休んでいる状態でも、ちゃんと機能する集団として運営するべきなんじゃないかと。そこは開き直るべきだな、と思った。……だから、仮に今回十五人、十六人というメンバーにしたとして、その全員が出る公演がやりたいかというと、そういうわけじゃないんだ。或る程度人員に余裕を持たせておいて、いざ公演をやろうってなった時に、十人前後がいつでも徴集できるという状態を作ることの方が重要で。 ───なるほど。 広田:たとえば田中(美甫)なら田中で、やはり居なくなったのは痛手なんだよね。痛手なんだけれど、たとえ誰であれ一人か二人欠けただけで劇団全体が右往左往するっていうのは、どこか間違えてると感じる。誰が居なくなってもある程度、劇団としては磐石だっていう状態にしておくべきなんじゃないかなって。 ───ということは、今回の劇団員募集も、アマヤドリへ劇団名を改名したり、法人・合同会社プランプルの設立、スタジオ空洞のオープンといったここ数年の流れの中に位置づけられることなのでしょうか。&nbsp