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『ぬれぎぬ』アマヤドリ 春のロングラン公演のお知らせ。
アマヤドリ2014三部作「悪と自由」のシリーズ vol.1 風姿花伝プロジェクト「プロミシング・カンパニー」特別企画ロングラン 『 ぬれぎぬ 』 2014/04/01(火)-2014/04/23(水)@シアター風姿花伝 作・演出 広田淳一 【ご挨拶】 2014年度、アマヤドリは三部作に挑む。「悪と自由」の三部作、というのである。なんだか大げさなタイトルだが、なに、大抵の人間はどこかに悪と自由の問題を抱えているんだから何を書いたって大きくテーマから逸れることはあるまい。自由に書くには悪くないタイトルだ。 悪について書きたい、と思ったのはあまりに自分が善人でイヤ気がさしてしまったからだ。いや、冗談ではない。本気で言っている。嫌なヤツだと思われることは簡単だが、そうと知りつつ悪を行うのは臆病な人間にとってそんなに簡単なことではない。少なくとも善人を演じていたほうが社会というのは過ごしやすくできているし、おかげで僕は、良いと信じて善を行うのではなく、過ごしやすさのために善を選んで生きている。 どうせ書くなら絶対的に悪い、とんでもなく悪いヤツを書いてやろうと考えた。そいつはきっと孤独なヤツだ。なにせ悪なんだから友達なんかいない。たくさんの悪友に囲まれている悪人なんて大した悪じゃあない。そう、絶対の悪は他人とつるまない。いつも一人で、他人の幸福なんてものを一切考慮しないで生きている。だけど、絶対の悪人は、絶対の孤独ではないはずだ。だって想像してみて欲しい、地球にたった一人で残されちまったヤツに悪事を働き続けることなんてできるんだろうか? かなり難しい。 悪ってのは関係のことなのかもしれない。少なくとも、そいつのことを「悪い」と感じる相手が居なけりゃ悪にすらなれない。したがってこの作品の主人公はとんでもなく孤独で、だけど、しっかり誰かとの関係は続いている、そんなヤツだ。それはきっと僕みたいな、あなたみたいなヤツだろう。