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ハードロマンチッカー | MASSIVE BLEEDING MASSACRE xxx.ver
グ・スーヨン監督の自伝的映画だというのだが、いや、嘘だろ。いくらなんでもここまで無法地帯ではないだろう。しょっちゅうお店の中で乱闘しているのだが、店員出てこないしな。いない?普通通報するだろ。ここまで無法地帯ではないとキタキュウ出身のワタクシが言っておきたい。ヤンキーって男らしい生き物じゃないんだよ。もっと陰湿で卑怯でどうにもならん奴らなんだ。男らしいとかなんとかそういうのは幻想である。 おれがいいたいのはあ・・・ これはヤンキーどもを美化しすぎなんだよ。気持ち悪いなと思ったもん。もっと卑劣で人間小さくてサドで弱い者いじめしかすることない、そんな屑どもを描いてほしいのだが、悪いおれたちかっこいい。ロマンチックっしょ?というキモいナルシズムが全編を支配しており、嫌悪感を持ってしまった。 ストーリーは、下関で悪ガキどもとやくざが絡んだ抗争を見せられるだけで、まあそれ自体はいい。いいのだが、悪ガキをかっこよく描きすぎだよお。高校生なんやろ?ジャリやん。親の金で生活しとるんやろ?クソガキやん。この映画で描かれるほどには、彼らは男らしくもないし、自立してもいないし、甘えた身分で好き勝手やってるだけのお子ちゃまなのである。 韓国暴力映画は容赦がないからおれも好きだが、日本は独特の不良崇拝、「とっぽい生き方」に対する妙な憧れがある。おれたちがガキの頃もひどいもんだった。意味もなくボンタンはいたりそりこみ入れてみたりリーゼントしてみたりよお。意味もなくナックル買ってポッケに忍ばせてたりだとか。みんなやってたよね。でも男らしくタイマン張る奴なんてほとんどいなかったよ。やってることといえばケチな万引き、真面目な勉強の虫とか喧嘩とは無縁そうな大人しそうな子に対するいじめ、隠れてタバコを吸ったりとかよお。ゲーセンに入り浸って高校生が十人がかりで中学生一人をカツアゲしたりとかよお。それはそれは無残な有様であった。まあその無残な有様を特に美化もせず最低な人間を描く群像劇として映画を作ったなら、おもしろいかどうかは別だがリアルな作品になっただろうが、、、、ここまで美化しちゃうとオ×ニーだなとしか言いようがない。