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ブラックメタル的サブカルチャー③ ライトテイクスアス ~ブラックメタル暗黒史~ | MASSIVE BLEEDING MASSACRE xxx.ver
「ライトテイクスアス ~ブラックメタル暗黒史~」というドキュメンタリー映画がある。日本非公開でありDVDも発売されていないマイナー映画だが、ひっそりとこういう場所で観ることができる。 これはブラックメタルシーンのカリスマ、ダークスローンのフェンリッツと、バーズムのヴァーグ・ヴァイカーネスのインタビューをふんだんに盛り込み、彼らの言動から謎に満ちたブラックメタルというムーブメントの解明を試みようとする野心的ドキュメンタリーだ。 その他サテリコンのフロストなどが登場する。 まだこの頃ヴァイカーネスは刑務所に収監されているので、彼の発言は全て刑務所の中で収録したものである。 インナーサークル内の内ゲバの真相だとか、当時どういうこと考えて犯行に及んだのかとか本人が丁寧に話してくれている。と言っても目新しいものはないが。 一方フェンリッツはヴァイカーネスとは違い逮捕なんかされてないから、その後もブラックメタルバンドとしての活動を続けていたが、インタビューアーに昔ほど過激じゃなくなったことを心配されたり、エレクトロミュージックにはまっててブラックメタルに飽きてないか?というような言動も聞かれ、かなり赤裸々である。 かつてアーセスも趣味でエレクトロを聴いていたそうだが、多様化するブラックメタルシーンにおいて、作風に電子音楽を取り込むのは珍しい試みではないにせよ、なにしろプリミティブブラックメタルの代表バンドであることを考えればおいそれと不純物を混ぜるわけにはいかないであろう。 彼は現代アートの展示会を本人主催で行ったり、メタル以外の活動もかなり意欲的である。 もともと新しいもの好きの影響されやすいアーティストなのかもしれない、なんて想像もできて楽しい。 本人が動いて喋っているだけでもファンは泣くしかない。それだけでも大満足である。タバコ吸いすぎですよ。福祉国家のノルウェーでこんなにタバコ吸う人いるんだね(笑)。 あとフェンリッツがバーでカップルがイチャイチャしてる横で独りで難しい顔してタバコ吸いながら飲んでるところとか、ストイックだな~と感じた次第(笑)。 他には獄中のヴァイカーネスがいかに犯行に及んだかかなりショートカットして語られている。 また、アーセスとの確執もヴァイカーネス側の発言のみを取り上げており、文字通り一方的な描写だ。かなりヴァイカーネスびいきな映画である。