adolf45d.com
ブラックメタルを聴きやがれ!!③ | MASSIVE BLEEDING MASSACRE xxx.ver
第2章 ブラックメタルを哲学しよう サタニズムっておかしくないか?ブラックメタル・アーティストたちは既存のお利口な価値観(キリスト教)に対する反抗心や、悪や深淵の魅力に魅せられてまずはサタニズムからはじめる。キリストの最大の敵とされるサタン崇拝、悪魔賛美の哲学、これらをつきつめていくのだが、ちょっと真面目にやり始めるとみんな気がつくのである。悪魔崇拝っておかしくねえか?と。何がおかしいのだろうか。 そもそも悪魔ってなんだ。悪魔って概念がそもそもキリスト教が存在しているからこそ生まれる概念だ。悪魔の存在を認めることはキリスト教の存在を認めることになる。これは反キリストの哲学と矛盾するんではないか。 これはものすごくたくさんのブラックメタルバンドが最初にぶち当たる壁であるという。 サタンはかっこいいし、そういう悪いイメージはブラックメタルに必要だが・・本気になってしまうと何かおかしい。このことについてヴァーグ・ヴァイカーネスはブラックメタルにおけるサタニズムは単なるイメージ(=かっこつけ)だと述べている。そして自分は元より北欧神話、アサトゥールの神々、特にオーディンを崇拝している。彼のバンドBURZUMはオーディンのためだけに存在していると。 このように悪魔崇拝が・・キリストが存在しない世界では、異教崇拝に切り替わるところは興味深い。本当にキリスト教がなくなったと考えたら、キリスト教が悪魔と排斥した神々こそが崇拝の対象となる。自然信仰や多神教の復興運動が個人個人の胸のうちで始まるのである。無思慮に悪魔と呼ぶことによって、異教の神々を排斥していることになるのである。ある研究者はサタニズムをキリスト教の過激な一派の一つとまで述べている。