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水に油 その2 - Inside JUN Auto Mechanic
こんにちは、担当Aです。 今日の埼玉県、久々にいい太陽が出ています。やはり夏はこうでないといけません。 さて、冷却水にエンジンオイルが混ざるRB26の分解点検の続きです。 ・・・ ・・・ メカニックのO君がシリンダーヘッドをえいやっと取り外したところ、 ありました!やっぱり。 ・・・・ ・・・・ シリンダーブロックの上面、O君が指さしている所が問題のポイント。 拡大してみましょう。 ・・・・ 中央の丸い穴がシリンダーヘッドボルト用のネジ穴、左右の楕円の穴は冷却水の通路です。 わかりますか?ヘッドボルト穴から、左右の水穴に向けて・・・・。 わかりにくい?ではエックス線撮影した画像を。 ・・・・ ほほぉ~、見事にヒビが入ってますね~。 ・・・ (あ、「エックス線撮影」はもちろん冗談ですからね。ただの「ネガ」画像です。) ・・・・・ ・・・ あと、ここにもクラックがあります。 まん中の丸い所のまわりに黄土色っぽいシミは冷却水が漏れた後です。 ・・・ ・・・・ RB26、チューニングベースとしては最適なのですが、シリンダーブロックまわりに弱点があります。 ・・・ もはや業界では常識なのですが・・・・ シリンダーブロックの肉厚不足からか、各所にクラックが入るというとトラブルが発生するのです。 (パワー出し過ぎという説もあり) クラックが入る部分はブロック上面の他、シリンダー壁面(ピストンが入っている「穴」です)、 タービン用のオイルパイプ取り付け部分など。 今回紹介したシリンダーブロックには合計3カ所のクラックがありました。 どちらにしても、クラックが入ってしまったシリンダーブロックは修復が困難で、通常は新品に交換します。 ・・・・ RB26は長期間製造されてきたので、年式などによってシリンダーブロックに違いがあり、 トラブルの発生率も様々です。 また、強化バージョンの「N1ブロック」などもあり、オーバーホール時に交換してトラブルを防止するという方法もあります。 ・・・ うんとパワーが出ている、大きいピストンが組まれている、走りが過激(サーキット走行とか) これらはクラック発生率が高くなる条件ですが、ブーストアップでも発生することがあるので油断は禁物です。 ・・・・ ・・・ 使用期間の長い車両は、エンジンオーバーホールの時にシリンダーブロック交換。 ・・・・ 決して安くない部品ですが、オススメしておきたいプランです。