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専門家がお答えします!しつけのためなら、たたいてもいいのか?(ベネッセ 教育情報サイト) | エントピ NEWS速報
教育評論家の親野智可等先生が、保護者からの質問にお答えします。 【質問】 私の友人で3歳と6歳の子のママがいます。お互い子連れでよく一緒に出かけるのですが、彼女はときどき自分の子どもをたたきます。彼女が言うには、「3歳では、やってはいけない理由を言ってもわからないこともある。それでも、ダメなものはダメと教えなければならない。しつけのために痛くない程度でたたくならいいと思う。おしりとかなら痛くないから」とのことです。うーん、どうなんでしょう? (エコンテ さん) 親野先生からのアドバイス エコンテさん、拝読いたしました。 私はたたくことには絶対に反対です。 たたいてしつけるとは、どういうことでしょうか? それは、苦痛を与え恐怖心を植え付けることで子どもを支配することです。暴力の恐怖による支配、それ以外の何ものでもありません。 子どもにとって、たたかれることは苦痛そのものです。たとえ、それほど痛くないたたき方でも、たたかれたということ自体が、攻撃を受けたということ自体がショックであり苦痛なのです。 当然、たたかれることへの恐怖心が植え付けられます。子どもは、恐れを持って親の顔色を見るようになります。つまり、恐怖心と共に人間不信(他者不信)が植え付けられるのです。 同時に、子どもは、無意識の中で、親にこのように扱われる自分は大切な存在ではないと感じるようになります。もし自分が大切な存在なら、このように扱われるはずがないからです。こういう認識は抑えがたく出てきます。 これは自己否定そのものです。人間にとって、自分は大切な存在ではないと感じることはとてつもない痛みです。 このように、たたかれることで自己否定と他者不信が育ってしまうのです。 ところで、次のようなことを言う人もいます。 ・しつけのためなら、たたいていい ・やってはいけない理由を口で言っても理解できない年齢では、しつけるためにたたいていい ・「これをしたらたたくよ」と約束して、納得したうえでたたくならいい ・痛くないように軽くたたくならいい ・おしりならたたいていい ・たたいたあとで抱きしめて、たっぷり甘えさせてフォローすれば大丈夫 ・友達をたたく子には、たたかれたときの痛みを教えるためにたたくことも必要 これらは、すべて、大人の側の理屈であり間違っています。