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デジタルで撮った写真をアップしながら主張するのもおかしいですが、私は、できることなら全て古いフルマニュアルカメラにてフィルムで撮りたい(さらにモノクロは自分で現像したい)、というコテコテのフィルム派です。愛用カメラはfujica690です(1968年発売)。とにかく不便で重いです。120mmフィルムで1本8枚しか撮れません。フルマニュアルカメラが好きな方であれば、経験があると思いますが、om-1で炎天下で必死に36枚撮りきって、カメラの蓋を開けたらフィルムが入ってなかったという悲劇に見舞われたこともありました(あの愕然とする感覚、みんなにも味わってほしい)。それほど不便なのに何故フィルムを使うのかといいますと、写真のでき上がりの問題ではなく、プロセスの話になります。でき上がりの善し悪しはさておき、撮影のときの集中力、言い換えれば、ファインダーをのぞきながら主体と客体の区別がなくなっていくような忘我の感覚は、私の場合、フィルムカメラの方がずっと深いのです。一本撮りきって、フィルムを巻きあげて、新たに充填する感覚も独特のものです。コストと時間が許す限り、フィルムを使っていきたいな~、と考えています。

さて、一方、デジタルカメラです。完全にフィルム大好きな私ですので、デジタルカメラに対してはほとんどテンションがあがりませんでした。ずっと持っていたのも、小さいコンデジのみ(4世代くらい前のsigmaのdp)だけでした。ところが、数か月前に、お遊びでオリンパスのコンデジxz-1(これも相当古いデジカメです)をヤフオクで購入し使用してみて、浦島太郎的な衝撃を受けました。古いフィルムマニュアルカメラでは絶対に手持ちで撮れない夕景や夜の写真が、デジタルならば手振れ補正機能で気軽に撮れてしまうんですね(知らなかったのは俺だけ)。ライトルームやvsco等プラグインを使えば、独特のレタッチも可能なんですね~。フィルムカメラを愛しつつも、視野は広くもたないと損をするな、と反省をした次第です。今後もよろしくお願いいたします。