tekken fanfiction

Tekken 7 smut, KPOP edition??

(Posted this on AFF too but no response T-T Help guyssss)

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I highly considered writing a short Oneshot for one of the characters I fancy in Tekken 7, but wasn’t sure how my subs would feel about it..

What do you guys think of the idea??

It’d be a little smut most likely, with fluff!!

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The character I had in mind for it is Sergei Dragunov!

If you guys don’t like the idea, then can you maybe give me an idea as to which KPOP male you think could easily fit the personality of:

*Cold,

*Brutal

*Caring for his loved ones

*Handsome and strong features

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I was thinking maybe VIXX’s Leo, or BTS Jimin, or maybe someone else?? Idk! XD


I’ll add a pictures of Sergei so you guys can see how he looks if you don’t already know!


 Feedback will be GREATLY appreciated! ❤


金銀・木犀

鉄拳3前夜と7FR。
えーと大昔すぎますので忘れられてると思いますが、闘神って強い格闘家の「魂」を奪って彼等を生死不明(当時のプレイヤー的には『死んだんじゃね』扱い)にしてましたよね、ね?という念押しを先にw
読み直すと算数レベルで計算が合わない感がありますが、3直前の仁を青年呼びするのも少年呼びするのもむず痒くていじっていた名残です、お見逃しを。

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肉の奥がずきりと疼いた。
とても熱かった。

*****

自室に帰ると使用人が持って来てくれた茶はこの季節だからさすがに冷茶ではなくなっており、なので厨房まで行き、居合わせた者達を少々驚かせ、すまない、少し氷をもらえるかと頼んだ後
彼は、もうじき十九になる少年は、
夜の中廊下の、中庭に面する硝子戸を開け、灯りも点けずそこに座り込んだ。

部屋に戻るのももどかしくなるほどに身体のあちこちが奥から熱く、痛みを訴えていた。神経もぴりぴりと逆立ち、いまだ警戒状態から戻ってこられないでいる。
昼間、祖父に付けられた稽古はいつものことながら、信頼できる師のものでありつつ、もっとも恐ろしいものだった。祖父は実のところ本気で自分を殺したいのではないかと思うほどに。
両の掌底で叩き付けられた衝撃は夕食をも胃が受けつけそうになく、先程謝って断って来たほどだった。
鍛錬での痛みから回復するのはむしろ早い方であるのにそうなっているのは彼にとって珍しい事で、つまり今宵彼の奥でじくじくと疼くのは、
自分は本当は、肉親にさえ愛されてないのではないか、という恐れだった。

父の名を聞かされ、祖父の保護下に入ってからの約四年は、それまでの「田舎の良家の出戻り娘の私生児」としてのもの――哀れみや白眼視ともまた違うものだった。確かに守られてはいるが、彼の中に今は亡き三島一八の影を見出してその罪科を告げる者問い質す者が常にあり、いっそ彼を三島一八そのものとして許すまいとする者さえあった。
それでも三島から何かしら距離を置くことをしなかったのは、何をもってしても――たとえ命と引き換えにであっても母の仇を討ちたいからであり、「あの存在」が再び現れること、倒す事ができるのはまだ海のものとも山のものともしれない青二才の自分だけだとの不思議な確信があったからだった。
だが時折こんな風に彼は寂しくも恐ろしく感じた。理不尽に奪われた母の「魂」のため、求めたこの「力」は間違いなく暴力じみていて、嘗て彼女が与えてくれた「力」とは違った。祖父の教えは老練な格闘家として一切矛盾がなく、まるで完璧な設計士のように孫を鍛え上げた。まだ縦に伸びる方に忙しかったその体躯のどこが壊れやすいか、どこを鍛え鎧わせるかに至るまで見誤らず、そして苛烈な拳を叩きこんで彼に学ばせ与えた。それは少年自身が十五の時に自ら請うたことでもあった。

それでも、と彼は時折思う。これは自分が求めたものだ。力だ。だが以前の自分の感覚からすればきっととても暴力に近い、「積極的に傷付けるため」の力だった。向けるもの、向けられるものも破壊衝動や憎悪がそこに生じさえするようだと。自分の知る限り最も重い祖父の拳には日頃家の外で感じる以上のどす黒いものを感じてしまうのだと。
祖父の拳に錯覚してしまうものは、日頃よく自分に向けられる憎しみ、怒り、それに似つつ少しだけ違う、そう、あれは――敵意、だろうか、いや、そんなと彼はため息をつき、うつむき、首を振った。厨房で淹れ直してもらった冷茶のグラスのおもてが、宵から夜に向かう微風にかすかにゆれた。いつしか映り込んでいた月が音もなく砕けていく。

「仁」

そんな彼を呼ぶ声があった。

*****

どうしたの仁、後ろから見ても怒ってるのがわかるオーラ出てたよ、大丈夫?
あっひょっとしてお腹空いてる?じゃあ早くご飯行こうよ

リン・シャオユウは数か月前から三島邸に滞在している。彼より三学年下で同じ高専に通ってもいるが、その言動はむしろ中学生かそれ以下で、その頭は楽しい事と美味しい物しか受けつけないタイプだった。しかしその分至って善良だった。だから呼ばれた彼も、努めて顔をなんとかし、暗い考えを追い払おうとする。

「いや、今日は先生――お爺さんが高専の方にいらしていて、あちらの道場で稽古を付けてもらっていたからちょっと堪えて」
デザートがシャオの好きなのだったら、俺の分ももらっていいから――
「あっ、そのせいだね、いつもと違うセッケンの匂いがする」
話を最後まで聞くでもなく、背中にくっついてすんすんと鼻で嗅ぐ。そんな事を少女はまだためらいもしなかった。少年も驚きもしなかった。

「そういえばね、道着クリーニングしてもらって返ってきたんだけど、なんだかすごく知ってるけど知らない匂いがするの、なんだろこれ」
少女のそれは背中に兎がプリントされた赤い道着だったと思い返す。あれを着ているといよいよ小学生じみてさえ見えると言葉にはせずこっそり笑い、どうやら彼女が抱えているらしいそれの匂いは彼の鼻にも届いたので応える。
「金木犀じゃないか、今沢山咲いている。天気が良かったから外干ししてくれたんだろう」
「金木犀?」
「ほらオレンジの、花が小さな星みたいに木にいっぱい咲いているのを見るだろう?」
「えーそのヒョーゲンむしろわかりにくいデース」
「――桂花陳酒の材料。この前お前が厨房から失敬したお客さん用ゼリーに入ってて、酔っ払ってたあれ」
「……あ~~~!」
美味しかったんだけどね!そうかぁ、あれお花なんだ?きれいなの?
ああ。賑やかな咲き方と匂いだからシャオは好きそうだ。俺は銀木犀の方が好きだけど。

言いつつ冷茶のグラスを干すと、彼は腰を上げる。早くも月が空に掛かった秋の庭は月光を浴びて庭石とかすかな紅葉を静かに浮かび上がらせていたが、そろそろ彼もそれを涼よりも肌寒さと感じるようになっていた。熱い痛痒はいつのまにか静まっていた。もうじき満月だろうかとだけ呟きつつ、硝子窓を閉める、その後ろで銀木犀?それどんなの?と少女が尋ねた。

「金木犀ほど元気な咲き方じゃないけど、もう少し優しくて静かな匂いがするんだ。色は白い」
ふうん。ねえ、やっぱりご飯行こうよ、きっとお腹すくってば

仁が夜中にカップ麺探してるのなんて、見たくないなあ、あたし。
それをしてるのはシャオだろう、太るぞ?
えー?
たまに朝からじゃがバターコーンや豚骨の匂いがする
えええ~~~?せ、成長期、そう成長期だもん!

ほの明るくほの暗い中廊下に残ったのは、そんな会話の記憶だった


xxxxx


満月だった。

あれから二年と少しが経っていた
いろいろな事が起き、いろいろな事が変わった。
変わってしまった。

夜更けて、試合会場からほど近い金木犀の大樹の下、今年十八になった少女は待つ
彼は――ひと足早く青年となった彼は、とても遠い存在になってしまっていた。あの頃、そんな事はないと彼の考えすぎだと言った事もある、世界中の人間に自分は憎まれていて、そしてそれだけの理由があるのだという彼の不思議な諦めはいつしか本当のものになってしまっていた。(だけど彼女は自分が最後の例外であってもいいと、むしろそうなるのがいいと思う。)圧倒的な力を求めるが、なってはいけないものに変わってしまうような恐れや警鐘じみたものが漠然とあるのだとも。

そうかなあ、そんなに仁に似てる?
だってこの写真の人、すごく強そうだよ

どちらも、彼に瓜二つだなどとまで半ば当て付けじみて言われていた彼の父親に関することだとあの頃の少女は思い、そう言った。その時の彼の顔に浮かんだ表情が何だったのか今はわかる。ないまぜになった安堵と当惑だ。(彼の恐れたものが何だったか今の少女はよくわかっているし、世界はそれを理由に彼を糾弾している。馬鹿馬鹿しいと彼女は思う。)
でも変わってしまった事で一番困るのは、自分はもう彼の背中に顔を埋めて平気でなどいられないだろうし、彼が静かに笑ってそうさせてくれもしないだろうということだった。

チャイナドレスのタイプに代えた道着の色をオレンジ色でオーダーしたのはべつだんあの日の記憶のせい、というでもない。が、すっかり忘れていたと思うのにふとした折に不意に浮かび上がって来る「大切なこと」、無邪気で愛しい切片の一つには違いなかった。とても懐かしいと悲しいと、最後にはただ会いたいとだけ繰り返し感じる。

先程戦いの前の彼を見た。白と金の装束はもう逃げも隠れもするつもりはないという事だろうか。夜間照明のせいもあっていっそ彼自体が仄かな光を放っているようでありつつ、とても静かで、彼を憎み咎める世界に対する嘗ての恐れや悲しみももう何も感じていないようで、本当に静かで、ひとりぼっちだった。ほんの少しの雨でも降ればアスファルトに散り落ちてばらばらになって終わりそうに。その祈ってるような横顔は彼の父親ではなく、彼が遭いたいと願う唯一の(そう、唯一の)人にとても似ていた。
それがあの日彼が口にした花を思い出させ、少女にその花を一枝手折らせた。

xxxxx

今夜、
もう少しして月が空に昇りつめた時、
闘いを終えた彼がここを通る時、
満月と金木犀の下でこの白い花を渡したら、

彼は思い出してくれるだろうか



(了)