2005.07.02

ある女が知り合いの医者にこんなお願い事をした。

「うちの旦那、ウザイんで死んで欲しいんだけど・・・いい薬無いかな?」

医者はしばし考えた後、粉薬を持ってきた。

「・・・これ、よく効くよ。でも、少しずつ使わないとばれるからね。」

女は家に帰ると早速、その薬を料理や珈琲、ジュースetcありとあらゆる
旦那の飲食物に入れて出した。

今までほとんど料理なんてしなかった女の変わりように旦那は驚き、怪しんだ。

「何か、隠してないか?」と。

それを取り繕うように女は笑顔で旦那に接した。接し続けた。
最初は気持ち悪がった旦那もだんだん、嬉しくなってきた。

料理が下手だった女もだんだん、上手くなってきた。

旦那の口に薬を入れたいがためにお茶やジュースなどを頻繁に出していたのだが
それも旦那には気遣い、に思えて嬉しかった。

外食では薬が入れにくいので自然と家で、2人で食べるようになった。

数ヵ月後、女は医者を訪れた。
「・・・・・あの薬って本当に、効くの?」

「効きますよ、相当飲ませたんですね?もう、そろそろですね。」

「あ、あのさ、思ってたよりもアイツ、いい奴なんだよね。私の料理も
 美味しいって言って食べてくれてさ、残す事も無いんだよね、だからね・・・。」

「だから?あなたが望んだんでしょう?特によく効く薬をあげたのに。」

「死んで欲しく無いんだ、私にも悪い所があったんだし・・・お願い、助けて。」


医者は目をつぶり、何事かを考え始めた。

そして、ゆっくりと目を開け彼女の潤んだ瞳を見つめこう言った。


60 名前:ぱくぱく名無しさん[sage] 投稿日:2005/06/17(金) 09:41:26
»50
自分はパタリロ28巻で似たような話を読んだ。落語にもあるようですな。


65 名前:ぱくぱく名無しさん[] 投稿日:2005/06/18(土) 18:23:11
»50って医者なんて言ったの!?


68 名前:ぱくぱく名無しさん[] 投稿日:2005/07/05(火) 02:34:12 ID:24BBOF5T0
»50続きは・・・?


69 名前:ぱくぱく名無しさん[sage] 投稿日:2005/07/05(火) 09:24:31 ID:Cv3XLJY90
»65 »68
50じゃないが、バラしていいのか?

毒とばれないよううわべの優しさを演じるうちに
相手が優しくなったり、相手の優しさに気付いたりして後から慌てる主人公に
毒と偽って粉を渡したことをバラし、優しさについて諭すという人情話。