picsee

「親しみ」をインターネットに実装する

 

「愛するものについてうまく語れない」 ロラン・バルト

 

■ 「写真の共有」から「カメラロールの共有」への転換

 ここ数年の間でスマートフォンが私たちの日常の一部と化してから、私たちはますます多くの写真を撮るようになりました。しかし、私たちが撮った写真の多くはそれぞれのスマートフォンのカメラロールの中で他の誰にも見られることなく貯まっています。なぜかといえば、それは写真を「共有する」というステップが存在するからです。

 これまで私たちは、誰かに自分の撮った写真を見せようと思った時には、まずスマートフォン純正のカメラアプリで撮影して、それからカメラロールに保存された写真の中からTwitterやFacebook、もしくはInstagramやLINEにアップロードするものを選んで「共有」してきました。さらに、フィルターをかけたり文字をつけたりといった加工のステップも数えられるでしょうし、共有したい相手によってどのアプリを使えばいいのかということを考える手間も加わるでしょう。

 こうした写真共有のステップは、写真に込めた感情を届けたいという目的に対して、本当に必要なものなのでしょうか。

 

 2014年12月24日に株式会社ディヴィデュアルからリリースしたiPhoneアプリ「Picsee」(ピクシー)は、「写真を撮ってから共有する」というステップを無くすことで、「写真共有」ではなく「ビジュアルコミュニケーション」を提案するものです。Picseeの基本的なコンセプトは非常にシンプルです。それは「写真」ではなく「カメラロール」をプライベートでつながりのある人と共有するというものです。しかも共有のカメラロールは、相手やグループに応じて好きなだけ作ることができます。カメラロールを共有している人同士は、シャッターボタンを押すだけで自動的、そして瞬間的にお互いに写真が届けられるようになります。

 ディヴィデュアルでは、このとてもシンプルなアイデアに対して2年の時間をかけて、アプリを通して最も自然なコミュニケーションの形が現れるように、ゆっくりと丁寧に醸成させてきました。その開発と度重なるテストの過程でPicseeは当初のアイデアであった「写真を撮るだけで共有できる」ただ便利なアプリではなく、「写真を使ってビジュアルなコミュニケーションをする」、新しいライフスタイルを提案するアプリへと変貌を遂げました。

 なぜ「共有のステップ」をなくすことでビジュアル・コミュニケーションが生まれるのでしょうか。その理由は、「過去に撮られたたくさんの写真の中から選んで送る」というこれまでの写真共有の方法と、Picseeが提案する「いま自分が見ているものを撮って見せる」というスタイルの違いにあります。つまり、Picseeで写真を撮るということはそのまま、カメラロールを共有している相手に向けて「今自分が見ているものをあなた(たち)に見せたい」というメッセージを送ることになるのです。

 

■ デジタルな生写真の力

 Picseeのコミュニケーションの最大の特徴は、「写真を撮って相手に見せることに理由がいらない」ということです。街中を歩いている時、本を読んだりテレビを見ている時、家族や友だちと一緒にいる時、目に見えている風景や人、モノやコトを「いいな」と感じた時、その想いを送りたい人に向けてPicseeで撮る。すると、相手はその写真を見て、写真を撮ってくれるかもしれないし、♥(ハート)を付けるかもしれません。もしくはその写真を起点にテキストの会話がはじまる場合もあります。

 それは、「特に用事がなくてもコミュニケーションを始められる」と表現したほうがわかりやすいかもしれません。言葉を添えずに写真を送るということを、たとえばメールや各種メッセンジャーで行ってみるとどうしても唐突な印象が生まれてしまいますが、Picseeでは自然に行えます。それは「カメラロールを共有」している関係だからこそ可能になる、まさにビジュアルなコミュニケーションだからです。

 これまで、デジタルな写真はネット上のソーシャルネットワークやパブリックな画像共有サイトか、もしくはテキストを打つことを前提とするメールやメッセンジャーといったコミュニケーション方法の上で共有されてきました。共有のステップが介在する、ということは、私たちが見る写真のほとんど全てが、冒頭で引用した有名な写真論を著した批評家のロラン・バルトがいうように、「かつてあったもの」(ça a été)、つまり過去の存在であることを意味しています。ニュース記事の写真は数日前から数時間前の写真だろうし、InstagramやFacebookの写真でも速くても数時間から数十分前に撮影されているものがほとんどで、さらに選別や加工の時間も経過しているでしょう。

 しかし、Picseeで撮られる写真は、インターネットへの接続とデータの送受信にかかる数秒の遅延を除けば、確かに「いまこの瞬間、撮影者が見た光景」であることが保証されています。このことを私たちは「デジタルの生写真」と呼び、他の共有方法では味わえない感情をPicseeが喚起する理由のひとつとして考えています。社交的な場所で多くの人に何かを見せようとする時、私たちはつい身構えたり、自分を良く見せようとしがちですが、気心の知れた人同士ではそのような気負いは必要ありません。

 

■ 「親しみ」のシェア

 2年間、開発を続けながらPicseeを日常のなかで使うなかで、このデジタルな生写真を交換するビジュアル・コミュニケーションから生まれる感情は他のサービスでは得られないものだという確信を開発チーム一同で深めてきました。テスト版を長期間に渡って使い続けていただいた友人や仲間の方々からも、異口同音に「大事にしている人たちとのつながりをもっと感じられるようになった」ということを言ってもらえるようになりました。

 私自身、Picseeを2年間家族や友人たちと使うなかで、ある大事なことに気が付きました。それは、Picseeを使うまでは、自分がスマートフォンやPCを通して日常的に見ていた写真のほとんどが、国内外のニュース記事や、知人のランチや旅行先の風景など、全く知らない人であったり必ずしも親しくはない人たちによって撮影されたもので占められていたということです。

 しかしPicseeを使うようになってから、一緒に暮らしている家族や仕事をしている仲間、お互い忙しかったり遠く離れてなかなか会えない友人たちなど、いつも気配や温もりを感じていたい人たちの視点から撮られた他愛なくも愛おしい風景が、毎日の生活のなかでより大きな割合で目にするようになりました。Picseeを使うことで、自分が大事に想っている人たちとお互いの視覚を日常的に交わすことで、プライベートな情報量の本来あるべきバランスを取り戻すことができたと実感しています。

 私は著作権を他者に対して段階的に開放するクリエイティブ・コモンズの活動を通して、オープンなインターネットの推進に関わってきました。世界最大の画像共有サービスの一つであるFlickrでは、3億枚もの写真にクリエイティブ・コモンズ・ライセンスが付けられ、ユーザー同士による写真の創造的な利用が日々行われています。なので、万人に開かれたオープンなソーシャルネットワークが、私たちにバーチャルな社会参加の機会を与えてくれたことの価値もよく知っています。

 FacebookやTwitterで自分の活動や考え方をシェアし、Instagram、Pinterest、TumblrやFlickrでは時には美しい、時には面白い写真を発表する。このように一瞬で多くの人々に情報を発信できる場が存在することは多くの人々に勇気を与え、孤独を癒やし、価値の高い作品や活動が世に評価されるきっかけとなります。

 他方で、人は常に公共の場に居続けていては疲れてしまうことも事実です。パブリックな場所に向けて発信された写真やメッセージはどうしても伝えたい意図や目的を織り込む加工のプロセスが入り込みます。そして、オープンでソーシャルな場所は期せずしてたくさんの人たちによる刺激の強い、加工された画像やメッセージが所狭しと飛び交うようになりがちです。

 インターネットを、親しい人たちともっとリラックスして過ごせる場所にしたい。そう思うようになってから、身近な人たちとプライベートな空間でオープンにコミュニケーションをとる経路の大事さに気づきました。

 Picseeで交わされる写真の一つ一つは、時にはピンボケしていたり、適当な構図で撮られていたり、そのカメラロールに参加していない人にとっては他愛のない、決して「作品」とは呼べないものがほとんどです。しかし、それらの未加工の生写真には、純粋な喜びや驚きなどの感動が鮮度の高い状態で込められています。そうした生写真が集まっていくことで、すでに親しい人の間はもちろん、これから親しくなろうとしている人の間でも、あたたかい感情が醸し出されるようになります。

 先に挙げたロラン・バルトは晩年、「愛するものについてうまく語れない」という言葉を遺していますが、言葉だけでは感情は伝えきることはできないことを私たちは体験的に知っていると思います。その意味でPicseeは、言葉を介することなく目の前の「現在」を写真に撮るという形で、同じカメラロールにいる人に「愛するものをそのまま見せられる」ような伝え方を可能にしていると言えるでしょう。

 


 

 今日、私たちは確かな手応えをもって、このPicseeという小さな幸せのレシピを皆さんにおすそ分けしたいと思います。

 ぜひPicseeが生み出すビジュアルな「親しみ」を体験してみてください。そして、よろしければあなたのPicseeを使った体験を教えてください。あなたとあなたが大事に想っている人がPicseeのカメラロールの中でつながれることを祈っています。

 

 

株式会社ディヴィデュアル共同創業者 ドミニク・チェン

 

    

 

    

 

 ・もしあなたがソフトウェア開発者で、Picseeの挑戦に共に取り組みたいと思われたなら、ぜひご連絡ください。

・もしあなたが写真家もしくはビジュアルアーティストで、Picseeを使ったプロジェクトを行ってみたいと思われたなら、ぜひご連絡ください。

 

English version of this article is available on Medium:

 

Charging Intimacy into the Internet

We are so excited cause it’s almost Halloween again and that means it’s almost time for tricky treats and scary costumes! yHay!
This year we decide we’re going dress up as scary old movie posters…we’ve not seen most of the movies cause we’re only little and little ones aren’t really allowed to watch scary movies…but that’s not a big problem cause we can just guess what the movies are about…like this one. It’s a movie called Frankenstein and from the poster picture we could see it’s obviously about a wee creature that sneaks up and give you static electric shocks on your ear when you are not looking. We know this cause the wee garden goblins that lives with us (we found them in the garden and they followed us home so now they are technically house goblins) does that all the time. When they put on their stripy socks and shuffle their feets very fast on the fluffy carpets then they get full of electrics and then when they touch you it goes Bazzzooot and there’s sparks everywhere and you have very sore ears!
my brother says it’s actually a story about a scienctist who makes a creature but he never teaches it to be a good creature….but while my brother was telling us this strange story one of the wee goblins called Merry gave him a big shock on his ear and now he agrees that the story is about a very naughty little electric monster. We decided cause of this Merry the goblin should be the one to dress up as the Frankenstein poster….and here he is! we hope you like it ~:)

Picsee 2.0公開!

本日より「Picsee 2.0」となる大型のアップデートをお届けします!
これまでのユーザーの皆さんのフィードバックをもとに、更に進化を遂げたPicseeをぜひお使いになってみてください :-)

主な更新は以下の通りです。

◆ 撮影 → プレビュー → 複数の宛先に一斉送信

1. カメラが特定のグループにひも付かなくなり、撮影してから宛先を選択できるようになりました。
2. プレビュー画面で事前に写真をチェックできるようになりました(設定でオフにすることもできます)。
3. 複数の宛先を指定することができるので、たくさんの友だちに向けて一度に送ることができます!

◆ 連写モードで複数撮影&送信

1. 通常モードでは撮影後に自動でプレビューが表示されますが、もう一度カメラボタンをタップすると連写モードに入ります。
2. 連写モードではプレビューを後回しにして何枚でも写真を撮り貯められます!
3. 撮り終えたら手動でプレビューを確認し、好きな宛先(もちろん複数もOK)に送信できます。

◆ Picsee IDで友だちとつながる

自分だけのPicsee IDを設定することができるようになりました :-)
IDは早い者勝ちなので、好きなIDの設定はお早めに!

◆ 友だちとすぐに写真が送り合える

これまでのPicseeでは、友だちと写真を送り合うにはグループを先に作る必要がありました。このバージョンからは、Picsee友だちを選ぶだけで、即座に写真を送り合えるようになりました!

◆ その他沢山の改善とバグフィックス

ご不明の点や改善のご要望がありましたら、support@picsee.cc までメールか、「設定」>「お問い合わせ」からご連絡ください。

それでは引き続き、Picseeのビジュアル・コミュニケーションをお楽しみください!

Picsee 2.0 released!

Today we are very pleased to announce to you our BIG new update: Picsee 2.0!
Here are the major new features, along with many detailed improvements. Please try the further-evolved Picsee :-)

◆ Shoot, Preview, Send to multiple destinations

1. Now Picsee’s Camera is independent from groups, meaning that you can select to which destination you want to send the photo right after you shot / uploaded it.
2. There’s a Preview screen in between so you can check the photo quickly (you can also hide the Preview in the Settings).
3. You can easily choose multiple destinations, so keep in touch with many friends at once!

◆ Burst photo mode

1. Normally when you take a photo, it’ll take you to the Preview. If you press the shutter button again in the Preview, you are now in burst mode
2. In burst mode, you can take as many photos you want at once!
3. When you are done taking, you can Preview them at once, then Send them to the camera rolls you want!

◆ Connect with a Picsee ID

Now you can have your own, unique Picsee ID. Be aware, it’s on first-come-first-served basis, so get your desired ID now :-)

◆ Start photo-chatting instantly with your friends, no groups needed

In Picsee 1.0 you needed to create a group before connecting with a friend. Now in Picsee 2.0, you can just select a friend in the list, then a camera roll is created on the fly!



If you have any requests or any questions, please contact us at support@picsee.cc, or you can directly contact us from within the app: go from Picsee’s Home > [Settings] > [Support].

Keep on enjoying Picsee!

Picsee User Meet-up #1のお知らせ

こんにちは、Picsee運営チームです!

この度、Picseeを日々使ってくださっているユーザーの皆さんと Picsee 開発チームの交流の機会「Picsee User Meet-up #1! 」を企画しました。

日時は5月8日(金)18:30開場、19:00スタート予定です。会場は表参道駅近くのPicseeオフィスとなります。

Picsee User Meet-up #1 応募フォーム

普段Picseeを使っていて、どんな人たちが作っているのか見てみたい!とか、意見や要望を直接エンジニアに伝えたい!とか、他のPicseeユーザーとも話しみたい!という方々にお集まり頂き、リラックスした雰囲気の中で楽しくご交流いただければ幸いです。なお、当日は簡単な飲食のご用意をさせていただきます。参加料は無料です。

会場のスペースの都合上、満員の場合は抽選とさせていただきます。下記の応募フォームからぜひお早めのご登録をお願いします!

Picsee User Meet-up #1 応募フォーム

1st Picsee User Meet-up!

We are going to hold our very first Picsee User Meet-up in Tokyo!

Scheduled 8th of May (Fri), opening at 18:30, and starting at 19:00, at our office near the Omotesando station. 

Picsee User Meet-up #1 Registration form

Please come by if you’d like to meet Picsee’s development team, if you’d like to tell us your thoughts and idea directly, or if you simply would like to chat with other Picsee users, while enjoying free foods and drinks in our cozy office space :-)
(* Official language during the presentation will be Japanese, but we could chat later 1on1 in English of course)

As space is limited, in case we’d be packed, we’ll need to decide by drawing lots. Please register through the form below asap!

Picsee User Meet-up #1 Registration form

視界を共有するアプリ「Picsee」は、コミュニケーションのあり方を ...


#anime #sfx [huffingtonpost.jp]日々のちょっとした悩みを匿名で投稿する「リグレト」というサービスを知っているだろうか … 「もともと『Picsee』は、僕に子供ができて、大量の写真を撮るようになったのですが、奥さんと写真が全然共有できていないという、とってもパーソナル …