【POLIMODA 記念書籍出版とファッション・ショーを開催】

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第 86 回ピッティ・イマージネ・ウオモ開催期間中、モード専門学校 Polimoda が IFFTI CONFERENCE(国際ファッション工科大学連盟 ネットワーキングイベント) 2015年プレビュー・ショーを開催。
同時にダニーロ・ヴェン トゥーリ(Polimoda ビジネス・コミュニケーション学科教授)がタイトルを付けた「Momenting the Memento」も出 版した。
SKIRA 社から出版され、編集はリンダ・ロッパが手掛けた。ファッションを手始めに都市の記憶を丁寧に 生き生きと読み解いた記念すべき一冊となる。
6 月 17 日には Polimoda ファッション・ショーをヴィッラ・ファヴ ァールで開催。
ランウェイでは、ファッションデザイン学科 の卒業生がデザインした作品の中から厳選された 20 作品を発表する。
Polimoda の特に優秀な才能の作品を集めたショーは 2 回開催され Not Just a Label、 Wowcracy, Vogue.it などの各ウェブサイトとダイアン・ペルネ氏のブログでライブ配信された。

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【現地レポート】2015SSNYコレ メンズレポート/Nハリ、トッド、ブルックス、Jクルー、ラコステ、ゲラー、

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ニューヨークのファッションウィークでは、ウィメンズと比べ数は少ないが、メンズのデザイナーやブランドもコレクションを行っている。ロンドンやパリなどに発表の場を移すデザイナーも見られるが、アメリカ、そしてニューヨークならでは発表をするブランド、急成長する現地デザイナー、他国のデザイナーでありながらニューヨークでの発表を行うデザイナーなどが集っている。

N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD

 

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日本人デザイナー、尾花大輔によるN.ハリウッド。マンハッタンのルーフトップでショーを行った。緊迫感や焦燥感さえ感じられる音楽、モデルの登場を探す観衆。尾花の新しい挑戦の始まりだ。

 最新のデジタルカモフラージュに昆虫を交ぜ合わせた、Tシャツやショートパンツは間違いなく今季のシグネチャーアイテムとなった。また、アースカラーでまとめるシンプルなスケータースタイルはシティー性を高め、その中で見え隠れするネオンカラーの昆虫モチーフはシュールささえ感じられた。ハンティングウェアやアウトドアウェア素材を使用し異素材を組み込んだ。アジャスタブルな絞りのある裾、絶妙なゆとりのあるネックのあき、着心地には、ぬかりのない数多くのこだわり見られた。

 今季は、自身の得意分野である時代背景にとらわれず、広い視野で さらなる可能性を広げた。とどまるところを知らずこれからも走り続けるであろう。

トッドスナイダー(Todd Snyder)

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Photo by Kevin Tachman

エレガントな建築物を思わせる完璧なまでなフォルムに、スナイダーらしい機能性も備えたベーシックなスポーツウェアスタイルを発表。

オリーブ色やブルーの色合いなどこれまでのスナイダーのコレクションでは馴染みのあるカラーに今回はストーングレーも加わりよりニュートラルなカラートーンにまとまっていた。

ルックの中にはTodd Snyder + Championのヴィンテージ風のアイテムが時折見られ、洗練されたテイラーウェアの中に程よいスポーツウェアさがミックスされていた。

2013年には東京の渋谷区にフラッグシップストアをオープンした「トッドスナイダー」。今季は初のランウェイショーを行いその模様はインターネットでライブ配信も行われた。

ロバートゲラー(Robert Geller)

 

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「モダンとは何か」という問いから始まった今季のロバート•ゲラー。この問いを答えるためデザイナーのロバート•ゲラーは本質的な形や色に集中するため、過去のシーズンのテーマからは距離を置いたという。

今季を象徴するのは現代アートを思い起こすブラッシュストロークのプリント。コレクションに躍動感と動きを与えている。生地には軽いウールやジャージー、ナイロンが使用され、カジュアルかつ洗練された印象を与える。

また、今季のサングラスはロサンゼルスのアイウェアブランドのGarret Leight California Opticalとの共同製作。靴は以前からコラボレーションをしているニューヨークのブランドCommon Projectsのもの。

 より潔くシンプルに仕上がっていたコレクション。どのようなシーンにも対応できる、モダンなライフスタイルにぴったりだろう。

ジェイ.クルー(J.CREW )

 

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Jクルーのメンズコレクションでは、地中海のフィッシングヴィレッジからインスパイア。今季もネイビーから様々なブルー系のカラーを中心に、時と共に深みをもったブラウンなど自然から色彩を感じさせた。

2013年の春コレクションに比べ、スーツスタイルもあえてオーバーサイズのコートにスニーカーをスタイリングするなどドレスダウン。今季は帽子や首元にバンダナを巻くなど小物使いも多く、また靴に至ってはVansのスリッポンやビルケンシュトック、ニューバランスなどカジュアルなコーディネイトが目立った。

コレクションは海辺で見られるイージーなスタイルを感じさせるものの、ひとつひとつのアイテムは休日からオフィス着としても活躍出来る印象を受け、Jクルーらしいハイ&ローのベーシックウェアを今季も見せてくれた。

ブルックスブラザーズ レッド フリース(Brooks Brothers Red Fleece)

 

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2015年春のブルックスブラザーズではブランドが持つヘリテージであるモダンさと、タイムレスなスタイルに、1950年代頃の冒険家や探検家よりインスパイアされた「海」「サーフ」「太陽」といったトロピカルなテーマに基づきコレクションはデザインされた。

 アメリカンスタイルの中にもポリネシアンやハワイアンなモチーフのプリント。カラーパレットはブラウン、グレイ、ノーティカルなブルーのパレットが全体的に淡いトーンで使用されていた。

 

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メンズコレクションで特に目を引いたのが、ブルックスブラザーズではシグネチャーであるシアサッカー素材のタキシード。そのスリムなスタイルはフォーマルでありながたも気取ることなく着こなせ、今後トレンドを巻き起こすフォーマルスタイルとなるかもしれない。

コレクションの中にはレインスプーナーとコラボレートしたハワイアンシャツやアクセサリー類も。

これらブルックスブラザーズのインスピレーションはブルックスブラザーズ・レッドフリースでも見られ、よりカジュアルで若々しいスタイルでトロピカルなコレクションが展開されている。

ブルックスブラザーズと言えば、デザイナーのザック・ポーゼンがクリエイティブ・ディレクターとして抜擢されたことが話題になったことが記憶に新しい。ポーゼンが手掛けるコレクションは2016年春夏より展開されるそうだ。

ブラック フリース バイ ブルックス ブラザーズ(Black Fleece by Brooks Brothers)

 

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2007年秋冬のコレクションよりデザイナー、トム・ブラウンが手掛ける「Black Fleece by Brooks Brothers」は、ブルックスブラザーズが持つ伝統あるアーカイブをベースにトム・ブラウンのエッセンスが加わったコレクションが展開されている。

 2015年春夏コレクションでは、コットンやギンガム、リネンやシアサッカーなどブルックスブラザーズのコレクションでも見られた素材にオーガンザが加わり、ドラマチックな質感とシルエットを演出。ニット類では今季も素晴らしい織りの技術がうかがえた。

ブラックフリースのコレクションで登場するネイビーやグレイは、明るいブルーやレッド、オレンジ、そしてイエローなどの大胆なカラーと今季はミックス。

 特に気になったアイテムのひとつにボンバージャケットがある。メンズそしてウィメンズ両方で展開されているが、特にメンズでは胸元や腕にプリーツが施され、様々なデザイナーから流行のボンバージャケットが展開される中、とてもトム・ブラウンらしいデザインと、ブルックスブラザーズが持つしっかりとした作りが伺える今季注目のアイテムだと感じた。

ラコステ(Lacoste)

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ラコステのメンズコレクションは、機能的かつエレガントなコーディネートを提案。マリンスポーツには欠かせないパーカーは海での過酷な状況ではもちろん、日常のシーン両方に溶け込むだろう。新しいシルエットとして提案されたのはウエストにジャケットを巻き付けること。帆のようにも見えるこのシルエットは、メンズのルックにも動きを与えた。スウェットには、ヨットの模型図を大きくプリントし、それ自体が独特なグラフィックとなった。

 

取材:Rina Yoshikoshi、Mika Kiyono、Haruka Sagoya

編集:アパレルウェブ

【取材レポート】  イイザ ローン(IISER LOEN)デビュー

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9月10日(水)、イイザ ローン(IISER LOEN)が港区六本木のラウンジカフェ「1967」で2015年春夏デビューコレクションを発表した。

イイザ ローンは国内ウィメンズニットでトップクラスの高い評価を得ているイエリデザインプロダクツの代表取締役でもあり、デザイナーの手塚浩二氏が手がけているメンズブランド。ベーシックなアイテムを中心に40代の男性に向けたトータルブランドである。

 コレクションはブラックやグレーカラーを中心に展開し、時折マスタードやブルーを使用。アイテムはレザーブルゾンやハードウォッシュデニムジャケットといったアイテムが連なる中、ファーストルックのM-65風ブルゾンや軍ものワッペン付きトレンチコートとといったミリタリーテイストなアイテムも随所に登場した。シグニチャーのニットアイテムも多彩な編み方を用いたカーディガンやセーターでその存在感を示していた。ラストルックは真っ青のボタンダウンシャツを合わせたスーツスタイル。胸ポケットのアクセントには、チーフの代わりにブラックの造花を差し入れる大胆な遊び心も披露してくれた。

ショーの終了後には豪華なケータリングが来場ゲストに振る舞われ、会場の雰囲気と相まった華々しいパーティーへと移り変わった。

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 来年2月には、表参道にショップをオープンする予定だという。

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Photo by Ko Tsuchiya

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